土佐のおきゃく
昨日の日曜日、主人と二人で高知のイベント、「土佐のおきゃく」へ行ってきました。
「おきゃく」とは宴会の事で、私が子供の頃は神祭やお祝い事のたびに親戚やご近所さんが集まって「おきゃく」をしていました。
街全体でその「おきゃく」をやっちゃおう!というイベントが、土佐のおきゃくです。
今年は3月7日~3月15日の日程で、あっちこっちでお酒のイベントが目白押しです。
さて、昨日はその会場の一つ、高知市の中央公園へ行ってきたワケですが。
会場の入り口に、いきなり鎮座まします「べろべろの神様」
いやいやいや、このべろべろの神様はイカンでしょ^^;
呑みに来た人たちが、べろべろの神様を拝みつつ記念撮影してましたw
べろべろの神様と言うのは、高知のお座敷遊びです。
「べろべろの~、神様はぁ~♪」と歌いながら、天狗、ひょっとこ、おかめの絵が描かれた六角形のコマを回します。
そのコマが倒れた時に、軸に指されている人がそれぞれ出た絵柄の可盃(べくはい)でお酒を呑みます。
一番大きいのは天狗で、8勺入るそうです。真ん中サイズがひょっとこ、一番小さいのがおかめの盃です。
天狗の杯は鼻が長いので、飲み干すまで下に置けません。
ひょっとこも、口に穴が開いているので下に置けません。
一番小さいおかめは普通サイズの盃で、下に置ける形なのですが、女性の顔を伏せるのは可哀想だからやっぱり置いちゃだめだそうです。
さて、そんなこんなの「土佐のおきゃく」
昨日は中央公園しか行きませんでしたが、それでも楽しくおいしく、たっぷり呑んできました。
会場に入ると、こんな感じ。
公園の真ん中に大座敷を作って、その周りはテーブル席。
みんなで好きなお酒とおつまみで、ワイワイと盛り上がります。
私は土佐の地酒をいただきました。
売られていたお酒の中から、「無手無冠」をチョイス。
昨日は暑いくらいの気温だったので、本当は冷たい滝嵐が良かったんですけど、冷やしたのがないとの事で、無手無冠を常温で。
お店の人も「こんなに暑くなるとは思わなかった!」って言っていました。
おつまみは、今回はたっぷり肉!肉!肉!でw
七面鳥の串焼きに~
土佐あかうしの串焼き~。どっちも塩でいただきました。
こちらは、肉巻きおにぎりと豚マンボー
豚マンボーは、フランクフルトソーセージにピザ生地を巻いて、その上からさらに豚バラスライスを巻いてあります。
齧るとこんな感じで、日本酒よりはビールに合うかも。
そして、鴨皮串と鴨つみれ鍋。
鴨皮串はおいしかったのですが、残念な事に鍋は少し煮詰まって味が濃かったです(´・ω・`)
鴨鍋を食べるなら、早い時間帯がお奨め!かも知れません。
この他にも、ちりめんじゃこ丼なども食べたのですが、そっちは写真を撮り忘れました^^;
さて、こんな感じで呑んだり食べたりしている間、ステージ前では高知県安芸市赤野の獅子舞が披露されていました。
この獅子舞は、酔っ払い(高知ではヨウタンボと言います)が寝ている獅子のそばにお酒の入ったひょうたんを落とし、それを取ろうとして獅子を起してしまって、さぁ大変!ってな感じの獅子舞です。
なんとかひょうたんを取ろうとする酔っ払い
無事ひょうたんを取って、酒を呑む酔っ払い
酔いにまかせて、獅子をおちょくる酔っ払い
獅子に怒られる酔っ払いと、獅子をなだめる酔っ払い
こんな感じの、いかにも土佐らしい獅子舞ですw
高知県香南市香我美町にも、これと似たような獅子舞があって、そっちは天狗の酔っ払いと獅子です。
うちの息子が子供の頃は、本気で酔っ払った天狗が一升瓶のお酒をラッパ飲みしつつ大暴れしてました。
獅子舞のほかにも、ステージではバンドの演奏などもあり、とても楽しく呑んで食べてきました。
次の日曜にも、また行こうかな~。